ひとりでてくてくと

一人でゆく旅、登山、読書、映画、料理などなど

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

★★★★ アニメ評「演出のうまさに脱帽した」 機動戦士ガンダム「鉄血のオルフェンズ」第一シーズン(サンライズ)

映画を除けば、TVシリーズのアニメを見たのは、「エヴァンゲリオン」「まどか☆マギカ」以来。 ガンダムはファーストから続く宇宙世紀シリーズはほぼ見たが、最後に見たのは、「ガンダムW」だった。 そんな中で観た「鉄血のオルフェンズ」には衝撃を受けた…

★★★★ 書評「ポピュリズムと視聴率」 水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)  岩崎達也『日本テレビの「1秒戦略」』 (小学館新書)

水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書) ポピュリズムと視聴率―。 日本では批判的なトーンでしかほぼ使われない「ポピュリズム」だが、本書ではポピュリズムの功罪の「功」の部分に光を当てている。 比較政治学者らしく、ポピュリズムの成り立ちや起…

★★★★ 書評「新たな冒険者の誕生だ」 宮木公博『外道クライマー』(講談社)

新たな冒険者の誕生―。 那智の滝を登攀したことで逮捕された著者が描く冒険譚であり、冒険論。 ハードカバーにも関わらず、冒険家の角幡雄介さんの解説があるのは、初めての著作で、本が売れないことを危惧した編集者の仕業かもしれないが、そんなことが必要…

★★★★ 書評「爽やかで社会派な一冊」 森絵都『みかづき』(集英社)

ストーリーが秀逸で爽やかな社会派な一冊。 戦後の教育行政の変遷と共に、塾経営をする家族の物語りを描く森絵都さんの新作。森さんがメディアでのインタビューでも語っている通り、家族の大河の物語を描きたいと言う通り、主軸は家族のストーリー。 物語り…