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ひとりでてくてくと

一人でゆく旅、登山、読書、映画、料理などなど

★★★★ 書評「ピアノの演奏を文字で読む名作」 『蜜蜂と遠雷』(恩田陸、幻冬舎)

直木賞受賞前から評判がよく、ちょうど仕事の関係で会社にあったので、久しぶりに恩田陸さんの作品を手に取った。 恩田さんの作品は、初期作と『夜のピクニック』など数冊しか読んだことがなく、ファンタジー的な作風というイメージしかなかった。 本書は二…

★★★★ 書評「ポピュリズムと視聴率」 水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書)  岩崎達也『日本テレビの「1秒戦略」』 (小学館新書)

水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書) ポピュリズムと視聴率―。 日本では批判的なトーンでしかほぼ使われない「ポピュリズム」だが、本書ではポピュリズムの功罪の「功」の部分に光を当てている。 比較政治学者らしく、ポピュリズムの成り立ちや起…

★★★★ 書評「新たな冒険者の誕生だ」 宮木公博『外道クライマー』(講談社)

新たな冒険者の誕生―。 那智の滝を登攀したことで逮捕された著者が描く冒険譚であり、冒険論。 ハードカバーにも関わらず、冒険家の角幡雄介さんの解説があるのは、初めての著作で、本が売れないことを危惧した編集者の仕業かもしれないが、そんなことが必要…

★★★★ 書評「爽やかで社会派な一冊」 森絵都『みかづき』(集英社)

ストーリーが秀逸で爽やかな社会派な一冊。 戦後の教育行政の変遷と共に、塾経営をする家族の物語りを描く森絵都さんの新作。森さんがメディアでのインタビューでも語っている通り、家族の大河の物語を描きたいと言う通り、主軸は家族のストーリー。 物語り…